5分で分かる!三平方の定理の解き方特集


高知県公立高校入試問題・三平方の定理問題集

下の図のように,円Oに内接する△ABCがある。点Cにおける円Oの接線とABの延長との交点をPとする。また,点Pを通りBCに平行な直線とACの延長との交点をQとする。このとき,次の(1)・(2)の問いに答えなさい。ただし,AC>BCとする。

 

(1) △ABC ∽ △PCQであることを証明せよ。

 

(2) CQ=4cm,PQ=7cmのとき,BCの長さを求めよ。

 

高知県公立高校入試問題・三平方の定理問題集

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解けましたか?それでは解答です。

 

(1) (証明)△ABCと△PCQにおいて

 

BC‖PQ より,同位角は等しいから ∠ACB=∠PQC……@

 

BC‖PQ より,錯角は等しいから ∠BCP=∠CPQ……A

 

接線と弦のつくる角の定理より ∠BCP=∠BAC……B

 

A,Bより ∠BAC=∠CPQ……C

 

@,Cより,2組の角がそれぞれ等しいので △ABC∽△PCQ

 

(2) BC‖PQ より △ABC∽△APQ,(1)より △ABC∽△PCQ,

 

よって △APQ∽△PCQ,である。

 

AQ:PQ=PQ:CQ,より AQ:7=7:4,4AQ=49,AQ=49/4

 

よって AC=AQ−CQ=49/4−4=33/4

 

一方 △ABC∽△PCQ,だから

 

BC:CQ=AC:PQ,BC:4=33/4:7,7BC=33,より BC=33/7



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